子なしアメリカ駐在妻の徒然日記

2019年から夫のアメリカ駐在に帯同。コミカレ入学、就活、アメリカ企業での仕事などのついて書きます。

ソーシャルセキュリティーナンバー (SSN)を手に入れるまでの道のり

駐在のためアメリカに引っ越してきてまず必要となる手続きがSSN(ソーシャルセキュリティナンバー)の申請です。日本語に訳すと「社会保障番号」となり、州の運転免許申請や銀行口座の開設、EAD(労働許可)の申請などこれがもらえないと先に進められない事務手続きが多くあります。スムーズに行くと3週間ほどで手元に届き、運が悪いと延々と待たされるという噂のSSN。私の場合は後者、待てど待てどSSNが届かないパターンでした。ご参考までに私の手元に届くまでのタイムラインをご紹介します!

 

SSN受領までのタイムライン

到着3日後:領事館にて婚姻証明を申請

持って行ったもの

  • 戸籍謄本
  • 戸籍謄本の英訳
  • パスポートとビザ
  • 記入済みの申請用紙
  • I-94(念の為)
  • 現金

申請書は事前にダウンロードしてプリントアウトし、記入して持参しました。現地でももらって書けると思いますが、家にインターネットとプリンタの環境が整っているのであれば準備して行くと当日スムーズに手続きが完了します。領事館に入るときには簡単なセキュリティチェックがありますので、あまり大きくないカバンに最低限の持ち物で行くことをオススメします。また、支払いはクレジットカードではできませんので忘れずに現金を持って行くようにしてください。(※詳しい持ち物や注意については、必ず事前に領事館のホームページを参照するようにしてください。)

当初婚姻証明は即日発行だと聞いていたのですが、実際に窓口に行って見ると明日以降取りにきてくださいと言われました。この日1日夫に休みをとって同行してもらったので1日で済ませる予定だったのですが、いきなり予定が狂いました。英訳については窓口で提出したものの、必要ありませんと返却されました。同時に日本の運転免許証も持ってきていれば州の運転免許証発行に必要な証明書発行の申請ができたらしいのですが、家に置いてきてしまったためこれもまた後日となりました。

到着5日後:領事館にて婚姻証明を受け取った後、SSO(ソーシャルセキュリティオフィス)にてSSN(ソーシャルセキュリティナンバー)を申請

持って行ったもの

  • 婚姻証明
  • 戸籍謄本
  • 戸籍謄本の英訳
  • I-94
  • パスポート・ビザ
  • 記入済みの申請用紙

私の行ったオフィスでは順番待ちの紙はとったものの、待ち時間は15分程度と比較的短く済みました。こちらでも入り口で簡単なセキュリティチェックがありましたので、あまり大きな荷物で行かれないことをオススメします。夫に横に座ってもらいながら、窓口のお兄さんの質問に答えましたが、英語が早すぎてなかなか聞き取れませんでした。少し難航したのが「住所を証明できる書類があるか?」と聞かれたときでした。引越し後間もなく、新しい家へ私宛の郵送物もない状況で証明できる書類なんてあるはずもなく…。夫と二人でわたわたしていると、まあいいやみたいな感じで流されました。なんとか手続きが終わり、おおよそ10営業日で家に郵送で届くと言われました。その際に申請番号の書かれた紙を1枚もらいました。窓口のお兄さん、感じのいいナイスガイだったなぁと夫と話しながら帰路につきました。が、結果的にこのナイスガイに予定を狂わせられることになります…人は見かけに寄らない。

1回目のフォロー(申請から3週間後)

持って行ったもの
* パスポート・ビザ
* 申請番号の書かれた用紙

申請時に言われた10営業日を過ぎても、3週間待ってもSSNが届きません。夫も慣れない仕事で忙しそうだったので、勇気を出して慣れない運転で一人でオフィスに行くことにしました。窓口で応対してくれたのは、申請の時に受付をしてくれたナイスガイ。「まだSSN届かないんだけど(I haven’t got my SSN yetとか言ったと思います。緊張していてあまり覚えていない。)」というと、「不幸にも(unfortunately)あなたの申請は進んでいないね。3週間と言ったけど3週間以上かかることもあるんだよ。もう3週間待ってみて」と言われる。「どういうことやねん!こちとら困っとるねん!何がunfortunatelyやねん!」とまくし立てたいところでしたが、いかんせん口から英語が出てきません。心の中で「このヤロー」と思いながら、「わかった。ありがとう。」と言ってすごすごと帰りました。まあ一度フォローしたし、届くよなぁと思ってもう少し待つことにしました。ナイスガイの言葉の節々に”unfortunately”という単語が出てきて、アメリカ人って本当に日本人のようにすぐに「申し訳ない」とか言わないのだな、と文化の違いを実感しました。

2回目のフォロー(1回目のフォローからさらに3週間後)

流石に6週間も待たされていたので、今回はガツンと言ってやろう!と思いながら行きました。1度目のフォローの二の舞にならないよう、事前に言いたいことを英語でどう言えばよいのかメモしてから行きました。
今回の担当は前のナイスガイとは違う別のお兄さん。黒人系で愛想が悪い感じです。不機嫌そうなお兄さんにビビりながらもなんとか「私だいぶ前にSSN申請したのにまだ届かないんだけど」と言い申請番号の書かれた用紙を渡すと、手続き状況を確認してくれました。すると今まで見たことのない私の個人情報が書かれた紙を印刷して渡してくれて、「内容に間違いないか確認して」と言われたので確認しました。氏名、生年月日、住所、電話番号など。間違いなかったのでそう伝えると、「あと3週間後には家に届くから」と言われました。どうやら前回までの担当のナイスガイは戸籍謄本の内容確認が面倒で私の申請を放置していたような感じでした…ナイスガイではなく、不機嫌ガイに担当が変わったことで、やっと処理が動き出しました。

SSNがやっと自宅に届く(2回目のフォローから10日後)

2回目のフォローの後は手続きがスムーズに進んだようです。結局手元にSSNが届くまでに2ヶ月ほどかかってしまいました。

教訓

  • 届かない時は電話などではなく、直接フォローに行くべき!
  • 担当者によって対応が変わるので、担当が複数いる場合日を改めてもう一度オフィスに行ってみると良いかも。
  • EAD申請を考えている場合、すぐに申請して早めにSSNを手に入れるべき!